Excel のフィルター機能で空白セルがある途中までしかフィルタリング出来ない場合の対処法

大量のデータを扱う場合、対象データの中から対象を絞り込むためにフィルタ機能を利用します。しかし次のようなデータの場合、フィルタ機能を有効にしても途中までしか対象にならないことがあります。
フィルタで絞込を行っているつもりなのに、5行目以降がフィルタ対象となっておらず、中途半端な状態でのフィルタリングとなってしまっています。本来は11行目まで対象としたいのに、どうしてこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
フィルタ出来ない原因は空白行の存在
上記のフィルタ設定時の画像を再確認すると、対象のセルを選択してフィルタアイコンをクリックしていますよね。この時エクセル側では、選択している行を含むデータが存在している行までを対象に自動的にフィルタ設定が行われます。
つまり B4 セルを選択してフィルタ設定したことで、エクセルとしては5行目が空行だから4行目までを対象にするよう解釈するのです。
これでは本来意図した11行目までフィルタを掛けることができません。ではどのようにしてフィルタ設定をすれば良いのでしょうか。
空白行を含めてフィルタ設定を行う方法
対象データが複数列ある場合は空白行を含めて、単一列の場合は空白セルを含めてフィルタリングする方法を説明します。やり方は簡単です。
フィルタの範囲を指定する
フィルタ対象範囲を選択してから、設定を行えば良いのです。
このように設定することでフィルタ上に選択した範囲の対象データが全て表示されるようになります。
実際にフィルタを掛けてみると11行目までが対象となっているのが分かります。(行番号が青くなっているところまでがフィルタの対象行となっています。)
これで中途半端な位置までのフィルタで困ることはなくなりますね。対象範囲を選択してからのフィルタリングです。この手順をしっかりと覚えておきましょう。